大阪市議会 「日の丸・君が代」
条例化に反対の民意

 2012年2月28日、橋下大阪市長と大阪維新の会・公明党・自民党は、大阪市議会で「日の丸・君が代」義務化条例を可決・成立させました。
 この条例化に対して翌2月29日、反対の民意を示す集会が大阪市役所前の中之島公園で開かれました。
 集会では、大阪から始まった「日の丸・君が代」強制を通して思想・信条を権力者の思うがままにしようとする動きに対して、学校現場などの現状や尼崎市議会での「日の丸掲揚」条例化の動きが報告されました。
 集会後、大阪府庁に向けて「教育基本条例」「職員基本条例」に反対する民意を示してデモが行われました。
 途中の沿道にはザイトク会と思われる数人が「日の丸・旭日旗」を持ってデモ参加者に罵声・挑発を繰り返しましたが、参加者は「ハシズム反対! 日の丸処分をやめろ! 不当労働行為をやめろ!」と府民・市民に訴えました。


橋下大阪府知事と大阪維新の会による
「君が代」起立・斉唱強制条例化に抗議!

 2011年6月3日、橋下大阪府知事と大阪維新の会は、大阪府議会本会議において、「君が代」起立・斉唱強制条例案を可決・成立させました。「君が代」起立・斉唱強制条例は、大阪府内のすべての公立学校教職員に対して、学校行事での「君が代」斉唱時の起立・斉唱を義務付けるものです。
 今回の「君が代」条例では、公務員(府教職員)の労務管理問題として「社会常識の問題」「ルールを守れないものは辞めてもらう」などと「君が代」不起立問題を焦点化させ、さらに9月議会で「3回不起立で懲戒免職」など教職員への処分や解雇を義務づけ、「不起立者の実名公表」までも検討するとしています。
 
斉唱時の起立・斉唱強制は、「思想・良心の自由」に対する著しい侵害であり、公務員であるからといってそれを侵害できるものではありません。また自らの反対者は容赦なく排除・抹殺するという「思想弾圧」とも言える内容です。
 言うまでもなく「君が代」不起立問題の背景には、教育現場での「日の丸・君が代」教育が戦争遂行の一翼をになってきたという歴史的経過が横たわっています。一部にはこうした見方を「自虐史観」として「歴史教育教科書」の問題も現出しています。
 今回の「君が代」強制条例化は、こうした歴史的問題を権力的に強行突破を図ろうとする動きに外なりません。また、橋下知事の言葉の端々には、自らの権力の下に職員を支配するという発想が見え隠れしています。
 大阪には、在日韓国・朝鮮人や沖縄出身者の子供達が数多く在住し、通学しています。日本帝国主義による朝鮮半島や中国大陸への侵略、沖縄地上戦での住民虐殺・自決など、戦争の歴史と深く関わっています。また様々な思想信条をもつ府民が在住しています。
 統一地方選挙において、知事及び大阪維新の会の公約に、こうした思想信条に関わる内容は表明されていません。政治的対決構造を際だたせ、府市統合「大阪都」をめざす政治手法とともに、権力的議会運営への警戒感をもたざるをえません。
 この条例に対しては、日本弁護士連合会、大阪弁護士会の会長声明など法律家団体が反対を表明しています。「君が代」起立斉唱強制条例による民主主義の破壊を危惧する声は、全国に広がっています。
 私たちは、条例採決を強行した橋下知事と大阪維新の会に抗議するとともに、本条例を撤廃し、教職員処分条例を止めさせるために、今後とも多くの人々とともに取り組みを続けていきます。

 2011年6月11日



わたしたちは、
差別を無くし、平和をめざす
教育の機会均等を求めます!

夜間定時制高校の削減は、「学ぶ権利」を奪い、
基本的人権を侵害する!

大阪府教育委員会は、2005年度から府立夜間高校を29校から半数のの15校へと削減しようとしています。
夜間高校は、夜間定時制に学ぶ生徒の実態を無視し、卒業生・在校生や地域・保護者の「学びの灯をなくさないで」という存続を求める声を押しつぶそうとするものです。
夜間高校には、全日制の不登校生、在日のオモニ、障害者など、教育の機会を奪われてきた、教育環境に恵まれなかった人たちの学ぶ場でもあります。

こうした実態に対して、府教育委員から、
【不登校生に対して】
「昼間は行くのが嫌だが夜になると行く」「そんな夜行動物ちゃうわな、人間は」
【年齢層が広いことに対して】
「あまり訳の分からない理由で勝手なことを言う子どもについてまで過度の対応をする必要はない」「そういう人(昼間の学校になじめない人)が入ってくると、その人たちの勉強の妨げになるかもしれない。そういうぶらぶらという感じの者は」
という暴言が吐かれているのです。

こうした暴言こそ、教育を受ける権利を妨げる差別と偏見に満ちた教育観に他なりません。
効率性を優先させ、差別・選別教育行政を進める夜間定時制の削減に反対しましょう!

  関連サイト >>> 夜間定時制高校の存続を求めるネットワーク・大阪